ヒューズを変えるとオーディオの音が変わると聞いて秋葉原で調達して試してみました。
RDA-520はヒューズを簡単に交換できる
知ってる人には当然のことなのですがオーディオ機器のヒューズを交換すると音が変わらしいです。しかも効果は電源ケーブル交換より大きくデジタル機器でも効果があるとのこと。
自分の機器を調べてみるとBDP-S6200は交換不可、RDA-520は分解しなくても背面のホルダで交換可能なことが判明しました。まるで交換を推奨しているような設計です。
リテルヒューズ社のセラミックヒューズを購入
RDA-520のヒューズを外して規格を確認すると、直径5mm x 全長20mm(ミゼットヒューズ)で電流容量は3Aのものが利用されています。内部を見る限りでは速断ヒューズです。
音質の良いヒューズを検索すると、セラミック > ガラス、スローブロー > 速断、ピッタリの電流容量のものがない場合0.5A程度なら大きい物を選んでも問題なし、メーカーによって音が違う、取り付ける方向で音が変わるなどの情報が見つかります。
オーディオ専用ヒューズはお試しで買ってみるには高額すぎるので、汎用ヒューズの中で音が良いらしい「リテルヒューズ社」のセラミックスローブロー・ヒューズ 3.15A(250VAC)を購入しました。1個184円なのでこれなら効果がなくても痛くありません。
購入店舗は秋葉原の海神無線。ネット注文もできるようです。
ノーマルヒューズ・セラミックヒューズ聴き比べ
ノーマルヒューズ、セラミックヒューズ(方向2種類)の3つを聴き比べてみました。セラミックヒューズは1週間程度エージング済のものです。なお、音のイメージを表すグラフはこの方の画像を借りています。
●RDA-520に入っていたノーマルヒューズ
この音が標準ではあるのですが、比べてみると音の輪郭がわずかに甘く感じます。
●リテルヒューズ x 3.15Aをホルダーの上側にセット
どう表現すれば良いのかわからないのでホルダから3.15Aが見えるようにセットします。
音の輪郭が引き締まりました。また低域・高域の音が元気になり全体的な音質が改善されたように感じます。
●リテルヒューズ x 3.15Aをホルダーの下側にセット
次にリテルヒューズを180度反対(3.15Aの表記を下)にしてセットします。
音の輪郭が引き締まったのは変わらず。こちらは中域の音が元気になりました。
デジタルアンプでもヒューズ交換は効果あり
手持ちの機器でも体感できる面白い実験でした。個人的には「3.15Aをホルダーの下側にセット」した時の音が好みでしたので常用することにします。
なおヒューズ交換ではRDA-520のホワイトノイズは改善されませんでした。元々ヒューズが原因とは考えてませんでしたが、少しでも改善されればよかったのですが・・・。