オーディオテクニカのAT-SP95。改造編その2。自己満足全開でいきます。
インシュレータ交換
底に貼ってある長めのクッションシート。光沢感のある保護シートを剥がせば滑ることなく設置場所にくっついてくれるのですが、個人的には面接触なのが気に入りません。
なので半球タイプのゴム足に交換します。Bullet RF02 ヨドバシカメラで148円。
形状以外に拘りはなく売っていたものを選んだだけ。
クッションシートを剥がし、残った接着剤を取り除いてからゴム足を貼り付けます。写真は3点支持ですがスピーカーに高さがあって安定しないので、後に4点支持に変えました。
左右の重量バランスをそろえる
AT-SP95は左右で重さが違います。アンプ基板が入っている分約35g程度R側が重いんです。
だからどうした案件なのですが防振目的で鉛シートを購入したので左右重量をそろえてみます。
東京防音の防振材 P-50。秋葉原のコイズミ無線で880円で購入。かなり安く買えました。
鉛シートの重量を測ってみると1mで178g。公表値より軽いのですが、今回は特に適当なので気にしません。
左右間の重量差は実測30g。約17cm分をカットしてR側スピーカーの内側に貼り付けます。前面の防振になるかな?と隙間を埋めるように細かく切って貼り付けました。
エンクロージャの防振処置
全面プラスチック筐体なので音量を上げると箱鳴りがしていました。値段相応だとは思っていますがやはり締まりのない音。
防振したら少しは音が変わるのでは?ということで、鉛シートをスピーカー内部に貼り付けてみます。
密閉型スピーカーには吸音材を詰める!!
ようやく本題、AT-SP95に吸音材を詰めて音質調整をした人の記事を読んでマネしたくなったのがこのお遊びの切っ掛け。
オーディオテクニカのPCスピーカーAT-SP95を100円で高音質化
https://blog.ipodlab.net/オーディオテクニカのpcスピーカーat-sp95を100円で高音/
この方はダイソーのろ過ウールを使用していますが残念ながら近所のダイソーでは取り扱いなし。そういえば吸音材は素材の性質でも音が変わってくるとのこと。再現性を考え型番のあるものを使いことにします。
ということで選んだのがこれまた東京防音のホワイトキューオン ESW-430-500(ふわふわタイプ)。コイズミ無線で396円でした。本当はシンサレートを使ってみたかったのですが予算オーバー&カットしてスピーカーに詰め込むのが難しそうなので諦めました。
1本に使う量はこの程度。幅8cmくらいにカットし、内部に隙間なく詰め込みます。
R側はアンプ基板がある分、量は抑え目に・・・ともっていたのですが結局びっしり詰め込みました。
最終的な重量はL側406.5gにR側411.5g。左右をそろえたつもりでしたがまだ差がありますね。我ながら適当すぎ。
防振・吸音材追加後のレビュー
これらの対処を実施後に普段聞いている音楽を聴いてみると、そこそこ音が変わりました。
第一印象としては騒がしさがさらに低減しオーディオの音に近づいてきたこと。次に音のキレが非常によくなったこと。
途中、L側施工済/R側未施工でボリューム50%程度の状態で音を鳴らしスピーカーの裏側を触ってみたところ、L側の振動が細かく・小さくなっていることを確認できました。この振動の少なさがエンクロージャの鳴りを抑えているのだと思います。
また音のキレは吸音材の効果でしょうか。密閉型の特徴がよい意味で強調されているのかも。
一方、低音の出方・量感などは全く変わっていないようです。もともと吸音材に低音を増強する効果はないので想定通りではあるのですが。
周波数特性の可視化→失敗
音の違いを可視化したくてWaveSpectraとUSBマイクを使って周波数特性を撮ってみました。
上がノーマルで下が施工後。
グラフ上よくなっているように見えません。何度も試すうちにマイク位置の数cmのズレでグラフが結構変わるし、マイク後ろの人の位置でも変わることが判明。
普段の視聴ポジションにマイクを設置したつもりでしたが難しいものです。
結論:1,990円で音の変化を実感
R側用スピーカー台580円を含め、合計1,990円で結構音が変わって大満足。個人的には作業用BGMであればオーディオから再生しなくてもPCで十分と思えるくらいの音質になりました。