お名前.comVPSサーバ 収容ホスト移行の影響

VPSサーバの収容ホストが変わったらCPU性能が落ちました。

あらまし

9/21早朝、本ブログを稼働しているVPSサーバの収容ホストサーバがcnode-a1157からcnode-a1140に移行するためのメンテが行われました。
移行はクイックマイグレーションのためサーバ停止時間が発生しましたが、これ自体は事前周知があったので特に問題ありませんでした。

httpレスポンスタイムに変化が

しかし移行後、httpレスポンスが安定しなくなり、平均反応時間が遅くなってしまいました。
httping_host_migration_beforeafter
http/httpsの処理が完了するpretransfer time(オレンジ部分)に注目。移行前は100ms前後で安定していましたが、移行後は平均120msと20%低下しバラツキも大きくなりました。

VPSサーバのリソース利用状況は

お名前.comのVPSサーバコンソールからCPUリソース情報を見ると、移行後のCPU負荷が高くなっています。VPSホストサーバのCPU性能が落ちたか、割り当てCPUリソースを下げられたか。
onamaedotcomvps_host_migration_beforeafter

VPSサーバから見えるCPU情報は変化なし

なおVPSサーバ上から見えるCPU情報は移行前後で変化なし。

2016/4/8に取得したCPU情報# cat /proc/cpuinfo
processor       : 0
vendor_id       : GenuineIntel
cpu family      : 6
model           : 15
model name      : Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU     T7700  @ 2.40GHz
cpu MHz         : 2593.746
収容変え後に取得したCPU情報# cat /proc/cpuinfo
processor       : 0
vendor_id       : GenuineIntel
cpu family      : 6
model           : 15
model name      : Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU     T7700  @ 2.40GHz
cpu MHz         : 2593.748
結果

なお体感速度的には実感できないので、大きな影響はでていません。
契約上CPU性能保証が含まれていないので仕方のないことですが、VPSサーバを使ってるとこんなこともあるんですね、というメモでした。

スポンサーリンク