SanMax DDR4-2666を3600までしっかり回す

もう1年以上もPC構成を変更していないため何かPCを弄り泰。でもこれ以上はオーバースペックなので強化コスパ悪いし予算が・・・ということで今あるパーツをの性能を最大限引き出すためSanMaxのDDR4-2666をカリカリにOCしてみました。

SanMax SMD4-U32G48M-26V-Dのおさらい

このメモリの特徴をざっくりと説明すると、Micron 8Gb H-dieチップを使ったSanMaxの16GBメモリ2枚セット。Rank数は2Rank。Ryzen 9 3950X購入直後にベンチ取得のため一瞬だけDDR-3600 CL18-20-20-40-60で動作させましたが、その後はマージンを取ってDDR-3200 CL16-18-18-36-56で常用していました。

DDR4-3200動作時のDRAM Calculator for Ryzen内蔵のMEMBENCH結果がこちら。
このベンチマークはEasyでも負荷が高く1回3分ほどで終了するためアタリ出しに使えます。経験上1周だとエラーが出る直前にベンチが完了してしまう場合があるので、2周でError0をスタートラインとして、最終的にMEMTestを掛けてError0のタイミングを採用しました。

SanMax SMD4-U32G48M-26V-D DDR4-3600を目指す!

現状のDDR4-3200でもOC状態ですが、更に1ランクアップしたDDR4-3600を目指します。またこのメモリチップのレイテンシは10nsに壁があることが分かっているためCL18を基準として、市販のDDR4-3600メモリのタイミングを参考に詰めてみます。

試行錯誤の結果、最終的にDDR4-3600 CL18-22-22-42-62 1.35V で安定稼働できることを確認。このCL値のメモリを新たに購入するのは躊躇われるレベルだけれど、手持ちメモリのOCで実現できるのであれば十分かと。

また他サイトでよく利用されるSiSoftware Sandraでメモリ帯域を計測してみると43.75GB/sを記録。DDR4-3600CL16なOCメモリのXMPプロファイルよりも速度が出ています。

ついでに過去のページとの比較のためMaxxmem2の値もおいておきます。

メモリOCの詰所/勘所

ここからは今回のメモリOCの勘所をメモしておきます。

  • DRAM Calculator for Ryzenを活用する
    更新が止まってしばらく経ちますが依然有能なツール。特に大事なのがTermination BlockとCAD_BUS Blockでここのアタリを付けないとなかなか安定しません。同じ構成でも3200と3600ではCAD_BUSの値が異なることに気づかず無駄に苦戦していました。
  • VSOCはしっかり盛る
    上と矛盾しますが、DRAM Calculator for Ryzenが示すVSOC(SOC Voltage)の値は大人しめなので、1.1V以上で若干多めに盛り徐々に下げていくと安定しやすい気がします
  • 1st timingはtRCに気を付ける
    tRCが低すぎるとコールドスタート/リブートに失敗する傾向にあるようです。攻める場合は再起動可能か確認することをお勧めします
  • 2nd timingはtRFCが大事
    tRFCを詰められると帯域が大きく向上しますが、低すぎるとメモリエラーが頻発orコールドスタートに失敗します。MemTestHelper/DDR4 OC Guide.mdの[Below are the typical tRFC in ns for the common ICs]を参考に、tRFC/Clock*2000の計算結果が表の内容に近づくように調整します。
    なおtRC値x7~8の値が推奨と説明されているサイトもありますが、Samsung 8Gb B-Dieチップを前提とした、概算目標値ってことなんだと思います。
  • パラメータはセットで詰める
    闇雲に値を削るのは逆効果。速度は変わらず安定性が大きく下がります。MemTestHelper/DDR4 OC Guide.mdを参考にセットで少しずつ調整していきましょう
  • DRAM Voltageは固定で
    電圧は高いほうがOC耐性が改善される反面、高すぎると熱ダレや寿命低下を引き起こすのでほどほどが大事・・・という認識が基準値を決める際に立ちはだかりますが、まずはヒートスプレッダなし1.35V/あり1.40Vの2択とし、目標値にあと少しという時だけ+0.01~0.025V盛る程度が良いかと思います。
SanMaxいいよね・・・

ということでDDR4-2666がDDR4-3600に化けました。Micronのメモリチップが良いのか、Sanmaxの基板設計が良いのか、はたまたその両方か。購入当時は高い買い物だと思っていましたが、結果的にずいぶんと長く遊べる良いパーツでした。

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