Windows10のエクスプローラがいつのまにかレイアウトを記憶しなくなりました。
調べてみたらマイクロソフトコミュニティに対処方法が公開されていました。アンチウイルスソフトにESETを利用している環境で発生するとのこと。
まさにESETを使っているのでこれは怪しい・・・ということで試してみました。
■マイクロソフトコミュニティでの質問内容
[Windows 10] エクスプローラーの設定やデスクトップアイコンの大きさ、位置などが勝手にリセットされる。
http://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/windows_10-start/windows-10/65fe77f8-a25b-4996-84dd-df9508a1787a
■対処方法(質問の回答を抜粋)
次のキーをチェック HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{42aedc87-2188-41fd-b9a3-0c966feabec1}\InProcServer32 HKEY_CLASSES_ROOT\Wow6432Node\CLSID\{42aedc87-2188-41fd-b9a3-0c966feabec1}\InProcServer32 以下に修正 %SystemRoot%\system32\windows.storage.dll この時に所有権とアクセス権を取得設定する必要があります。 再起動
■試してみると
レジストリエディタを起動し、次の場所まで移動します。
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{42aedc87-2188-41fd-b9a3-0c966feabec1}\InProcServer32 HKEY_CLASSES_ROOT\Wow6432Node\CLSID\{42aedc87-2188-41fd-b9a3-0c966feabec1}\InProcServer32
InProcServer32の右クリックメニューから「アクセス許可」を選びます。
初期設定ではUsersにフルアクセス権(書き込み権含む)がないので書き換えできません。
まずは「詳細設定」をクリック。
「選択するオブジェクト名・・・」に、利用しているアカウント名を入力し「名前の確認」をクリックしてアカウント名を確定させます。アカウント確定後「OK」をクリック。
所有者が変わりました。合わせてウィンドウ左下の「オブジェクトのアクセス許可・・・」にチェックを入れ、「適用」→「OK」をクリック。
Windowsセキュリティの警告に対し「はい」で変更を確定します。これで所有権の変更が完了しアクセス権を設定できるようになります。
Usersを選択し「フルコントロール」にチェックを入れ、「更新」→「OK」をクリックします。これでこのキーの設定変更をできるようになります。
名前「(規定)」をダブルクリックし、shell32.dllを・・・
windows.storage.dllに変更します。
これを「HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\・・・」と「HKEY_CLASSES_ROOT\Wow6432Node\CLSID\・・・」の両方に対して行います。
そしてWindowsを再起動するとエクスプローラのレイアウトの挙動が元に戻りました。
そのうちMS?ESETによって修正されると思いますが早めに解決できて一安心。
2015/10/7更新
ESETから修正モジュールが公開されました。