WindowsServer2008/2008R2には標準でディスククリーンアップがインストールされていません。
一番安全なインストール方法は「デスクトップ エクスペリエンス」を有効化することですが、ディスククリーンアップ意外のツールも一緒にインストールされてしまいます。
今回は少しだけ手間をかけて「ディスククリーンアップ」だけを追加する方法を紹介します。
2つのファイルをwinsxsフォルダからSystem32にコピーする
technetにナレッジがあります。機械翻訳されたサイトなので表現が怪しいですがMS公式なのでご安心を。
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/Ff630161(v=WS.10).aspx
cleanmgr.exe と cleanmgr.exe.muiをコピーする必要がありますが、OSの仕様によってコピー元のフォルダが異なります。
今回はWindows Server 2008R2(SP1)でためしてみます。
■cleanmgr.exe
cleanmgr.exeファイルはナレッジ通りの場所にあります。
C:\Windows\winsxs\amd64_microsoft-windows-cleanmgr_31bf3856ad364e35_6.1.7600.16385_none_c9392808773cd7da\cleanmgr.exe ↓ C:\Windows\System32\cleanmgr.exe
■cleanmgr.exe.mui
cleanmgr.exe.muiはナレッジとは別のフォルダにありました。winsxsフォルダの中でamd64_microsoft-windows-cleanmgr.resourcesを探せば出てきます。
C:\Windows\winsxs\amd64_microsoft-windows-cleanmgr.resources_31bf3856ad364e35_6.1.7600.16385_ja-jp_e89ba9cb6f9dcbc3\cleanmgr.exe.mui ↓ C:\Windows\System32\ja-JP\cleanmgr.exe.mui
そしてコピー先もナレッジではC:\Windows\System32\System32\en-USとなっていますが、実際にはC:\Windows\System32\ja-JPにコピーする必要があります。機械翻訳なので仕方ありませんね。
cleanmgr.exeを実行する
実行ファイルをコピーしただけなので、Cドライブなどの右クリックメニューからプロパティを表示させても「ディスクのクリーンアップ」は表示されません。コマンドプロンプトや検索バーからcleanmgr.exeを実行する必要があります。
なおWindowsServer2008R2(SP1)の場合、普通にWindowsUpdateを行っていればWindows7版と同様に古い更新プログラムを削除することができるバージョンの「ディスククリーンアップ」にアップデートされているはずです。
4年近くサーバを稼働させて初のディスククリーンアップなので、無印→SP1のバックアップファイル1.4GBと、WindowsUpdateの古いバージョンの削除7.4GBで合計8.8GBの容量削減が可能なようです。
そしてディスククリーンアップの実行が完了すると、空き容量の確保とともにwinsxsフォルダが整理されていました。
コメント
大変参考になりました。
余計なツールを入れず、実行できました。