節目の50回目にちなみ、今まで出会った中で最も衝撃だった500円のどら焼きを紹介します。

店舗名 | 御笠山(文明堂東京) http://www.bunmeido.co.jp/ |
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商品名 | 御笠山備中大納言 | ||
税込価格 | 540円 | ||
おいしさ | 5 | 消費期限 | 4日 |
入手性 | 1 | 入手場所 | 伊勢丹新宿 |
コスパ | 1-1 |
■お店情報
「御笠山」は文明堂東京(元文明堂新宿)が伊勢丹新宿店だけで展開するどら焼きブランド。
文明堂(広義)のどら焼きといえば三笠山ですが、この三笠山の最上級シリーズとして君臨するのが「御笠山」とのこと。
このため東京文明堂の公式サイトには店舗も商品も存在せず、当然オンラインショッピングも不可能などら焼きたちです。
なおこの「備中大納言」は岡山の特定農家で採れた備中大納言小豆「紅娘」を使用した特別などら焼きだとか。
■どら焼き
皮の表面がとてもきめ細かく整っていて、手で掴んでも指が汚れません。生地はしっかり系なのに口どけが良くそれでいて適度にもちもちしている不思議な皮。初めて食感の評価ポイントをすべて押さえた皮を食べました。
黄色の生地ですが卵味はあまり感じず、餡の邪魔にならない程度にしっかり甘味があるため皮だけでもお菓子として成り立ちそう。
次に餡。特別な小豆を使っているということで、餡の甘い香りと豆の香りの両方が感じられるとても上品な餡。豆は食感の邪魔にならない程度に大粒で、噛むごとに香りが口の中に広がります。しっかりと甘さがあるのに後味がすっきりしているのも特徴です。
なお次回レポート予定の、普通の「御笠山」とは皮が違うような気がします。どちらが美味しいかというよりは餡に合わせて皮が作られているように思えます。
■評価
レポート未登場ですが普通の三笠山の時点でおいしさ4~5のレベルはあります。そして備中大納言の美味しさ評価は間違いなくおいしさ5。皮の美味しさ餡の美味しさと両者のバランスにただただ脱帽するばかり。
一方、伊勢丹新宿店の店頭でしか購入できないことから入手性1とします。そしてコスパは5段階評価を超えてコスパ1-1のコスパ0としても良いかもしれない。流石にたとえ美味しさが保証されていたとしても、どら焼きに540円を出すのはかなりの勇気が必要です。どら焼きはそこまで高級なお菓子じゃなかったはず。
本当に美味しいどら焼きでした。おいしさ5を付けたどら焼きはどれも絶賛に値するものでしたが、備中大納言は王者の風格すら感じられる完成度です。でも一番好きなどら焼きは?と聞かれたら六花亭・千秋庵・濱うさぎかなぁ。どら焼きはお財布に優しく、気取らない美味しさの方が好きなんです。