RYZEN+B350M-A DDR4 DR 4本で2666クリア

RYZENはDual RankのDDR4メモリは4本差しの場合1866MHzまでしかサポートしないとのことでしたが、B350M-AのBIOS0514以降を適用することで2666MHzの安定動作を達成できました。

DR 4本差しの証拠

メモリはQ4U2666BME-8G(BLE8G4D26AFEA)。8GBx4で32GBです。
AsusのQVLではDDR4-2400(1.2V)までしかサポートされていないようですが、DDR4-2666で動作中です。ただし1.2Vでは起動しないため2割昇圧の1.2250Vにしてます。おそらく2666以降は強制的にCRが1Tになるからでしょうね。ついでに少しだけCLを詰めてみました。

室温23度前後で1.25Vの時の、CineBenchR15実行直後のメモリ温度はこんな感じ。

比較用にDDR4-1866 1.20Vの温度も貼っておきます。差がほんとんどないのはクロックより電圧が影響しているということでしょうか。

DDR4-2666とDDR4-1866の速度比較

CineBenchR15の結果を比較するとBias:Noneで1866が1610cb、2666が1644cb。CPUの200MHzオーバークロックに相当するスコア上昇です。DDR4のクロックに比例してInfinity Fabricのクロックが上がっている効果だと思います。

RADEON RAMDISKで動作しているRドライブをATTOで計測し比較すると2MB以降で2割程度速度上昇がしています。

Crystal Disk Markもバージョン違いで2種類比較してみました。Write:4K以外は1割~2割程度高速化していますね。

所感

Dual Rankの4本差しが1866MHzに制限されると聞いた時は落胆しました。ですがBIOSの改良のおかげで2666MHzに対応でき、買ったメモリが無駄にならずに済んだので一安心です。ASUSのBIOSチューニングの賜物ですね。
では1866MHzは何だったのだろう、ということになりますが、おそらくAMDが保証する最低速度ということなんだと思います。