BDP-S6200改に二手間加えました。まずは強度アップを目的として底面にアンダーパネルを固定します。
アンダーパネルを設計
アンダーパネル大好き!以前はこんなものもワンオフで作ったこともありました。今回はS6200用に重量化と強度アップを目的としたパネルを作成します。
寸法はこんな感じ。素材は多少さびても構わないので重くて安い黒皮鉄板。厚さは予算と重量のバランスを考えて4.5mmを選択。加工費が高くなりますが、放熱ホールをつぶさないように穴を2つ開けます。
加工はオンライン見積もり・注文が可能なきりいた.comに頼みました。振込みから完成・到着まで約一週間。費用は送料込み約3,000円。
完成したアンダーパネルの重量は1641g。比重7.8で計算した想定重量より100gほど軽くなってしまいましたが、手に持つとずっしりしてますし、素手では絶対に曲げられないくらいの強度があります。
CPU放熱用の処理を見つけたのでアンダーパネルに放熱してみる
今まで気付かなかったのですが排熱孔の近くに窪みがあり、この部分がかなり発熱しています。おそらくCPUの熱を筐体全体に逃がすための処置なんだと思いますが、せっかく鉄製のアンダーパネルを追加するのですから、これに熱を逃がせないか試してみます。
窪みのサイズは15mm x2。窪みの深さは約3mm。S6200とアンダーパネルは厚さ0.8mmの超強力両面テープで固定するので、3.8mmの隙間を熱伝導性能が高いモノで埋めれば良いはず。
そこで思いついたのが親和産業の2mm厚熱伝導シート SS-SG2M。柔らかい材質なのでこれを2枚使えば適度につぶれ、筐体とアンダーパネルに上手く密着してくれるはず。
なおSS-SG2Mは一辺25mmなので15mmで切り取って使います。切れ端は使い道を思いついたので捨てないで保存しときます。
S6200とアンダーパネルの接着は両面テープで
ガッチリ固定したいところですが、接着剤を使うと100%元に戻せなくなるので超強力両面テープを利用します。両面テープは工具箱にストックしていたSCA-15。以前貼り付けた鉛シートを外し、縦横斜めに適当に貼り付けます。
貼りなおしは出来ないので一発勝負。ズレや斜めることに注意しながら調整して静かにパネルを落します。パネルはかなりの自重があるので、柔らかい布の上などでこのまま暫く放置しておけば圧着完了。
自宅のデジタルスケールは2kgまでしか対応していないので、S6200とアンダーパネルの重さを別々に測って足し算すると1266g + 1641g = 2907g。BDP-S6200改は1373gだったので2倍以上に重量化できました。
S6200改・改をフロントから見たところ。4.5mm全高が上がりましたw
S6200改・改をリアから見たところ。そういえば底面についていた小さなゴム足は両面テープで固定されているだけだったので、フラット化のために剥がしてます。
効果のほどは?(音以外)
ずっしり重い筐体になったので、CDトレイを強く押しても後ろにズレなくなりました。また筐体を手で捻ろうとしてもまったく捻じれません。強度・重量化はバッチリです。
また2時間ほどBDを見た後にCPU付近のアンダーパネルを触ってみると結構温まっているので放熱効果もしっかり確認できました。
音の変化も確認できましたが同時に施した電磁波吸収シートの影響が大きいと思いますので、次回に回します。