BDP-S6200を根布産業で改造してもらいました。あわせてトレイを閉めるときに本体が動いてしまうほど軽いS6200を少しでも良いので重くしてみます。
1.根部産業のクロック交換 + 3Pインレット化
今回依頼したメニューはクロック交換(±0.5ppm)+ 3Pインレット化改造。工賃は40,000円に別途送料がかかります。改造にかかる期間はショップ到着後10日前後、改造完了後に工賃を振り込む流れでした。
3P電源インレットはオヤイデのPower Inlet Rです。付属の細いケーブルでは心もとなかったのでしっかりとした電源ケーブルに交換できる3Pインレット化は試したいと思っていました。パイオニアのBDP-170の付属ケーブルを太いケーブルに交換するだけで安定性が良くなったという情報もあるので、この改造は後々効くはず。
高精度TCXO(±0.5ppm) へのクロック交換の効果は良くわかりませんでした。というのもBDP-S6200を購入を一週間ほどで改造に出したので比較できるほど聴き込んでなかったので。
改造後の重量を測って見るとノーマルより5g重い1,193gでした。
改造前とほとんど重量差が無いことからマスタークロックに何を使っているのか疑問になり根部産業に問い合わせてみました。そうしたらすぐに写真付きで丁寧な回答を貰うことができ内容に納得 & 一安心。
本当は筐体を分解して自分の目で確かめてみたかったのですが、ボディのハメ込み構造がイマイチ不明で力加減を間違えると壊してしまいそうだったので今回は諦めました。
2.制振防音シートを底面に張り付ける
次にS6200は本体が軽すぎるので制振防音シートを底面に貼り付けます。放熱用スリットを覆いかぶさないように1m分の制振防音シートを切り貼りして170g重くします。
インシュレータはPRO CABLEのソルボセイン製のもの。PS3の頃はこのインシュレータのお陰で振動が減ったのでS6200に引き継ぎます。
制振防音シートを追加したS6200の重量は1,373g。本体を手に持つと確かに重くなっていますが安定感を感じるほどの変化は無く、トレイを手で押して閉めようとすると相変わらず本体が動いてしまいます。せめてあと500g位重くできればよいのですが・・・
改造の効果は・・・不明
S6200を購入して1週間ほどで改造に出したこともあって効果のほどは不明です。ただし改造直後は耳に刺さるような音が鳴っていたのが時間がたつにつれて気にならなくなってきたので、内部の銀単線配線のエージングは効果を実感できたと思います。
D/A変換のない機器なのにブラシーボでは?という気もしますが、半分以上自己満足の改造なので問題なし! 今の時代、再生専用のBDプレイヤーはほとんどが2万円以下の低価格製品か8万円以上の中~高価格製品のどちらかで、5万円前後のものが存在しません。そんなこともあり本体2万+改造費4万のBDP-S6200改は丁度良い価格感の製品だと思っています。