SONY BDP-S6200を購入

SONYのブルーレイプレイヤーBDP-S6200を購入しました。
PS3からの乗り換えとして、BDPというよりはユニバーサルプレイヤーとしての側面を重視しました。
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既に新型が発表されていますが、購入したのが5月頭ですのでセーフかな。1月のCES2015の発表内容を見て一部気になる仕様になっていたので、情報がそこそこ揃っていて値引率も高くなってきたS6200を選びました。

そもそもの購入動機はリビングのTVにはPS4を追加したので、元々ゲーム機 兼 ユニバーサルプレイヤーとして利用していたPS3を寝室に持っていくことになったこと。そうなるとリビングでブルーレイはPS4で見ることができるので良いとして、NASに溜めた音楽や動画を見るための機器が無くなってしまいます。PS4がDLNAに対応してくれれば解決できたのですが、いつまでたっても音沙汰がないので買ってしまおう。というものでした。

ということで、今更ですがPS3の後継機としてS6200を見てみます。

1.オーディオ機能

XMBを搭載しているのでPS3と使い勝手は特に変わりなし。ただしアルバムアートに非対応なのでTVの画面を見ながら曲を選ぶ時に残念さを感じます。
その代わりDLNA1.5に対応しているのでPC/スマートフォン/タブレットのDMCから制御できるようになり、TVをつけなくても選曲できるメリットが増えて機能性は一長一短。
しかしDLNA経由で再生できなくなったWMAファイルが出てきたので現在調査中です。再生可能なWMAファイルもあるのが悩みどころ。

2.オーディオ出力

PS3比で同軸デジタルが追加されました。が、HDMI以外はいわゆるハイレゾ出力が不可な上に同軸/光出力時にHDMIの音声出力をOFFにする機能が無くなったため、AVアンプ以外での使い勝手がダウン。
HDMIからへ同軸デジタルへ音声を分離して使い勝手の向上とハイレゾ化を可能とするためにXDAC-1HDMIセレクター400-SW015の導入も考えましたが、どちらもメリットデメリットがあるので今回は見送りました。

音質関係

PS3比でアップサンプリング機能が減ったのがカタログスペック的には致命的ですがファンレスになったメリットもあります。アップサンプリングは音質向上効果が抜群な一方でCPU負荷が高まりファン音が気になる副作用もありました。以前は可能な限り音量を上げて聴いていたのでファン音があまり気になりませんでしたが、今はボリューム10時位までしか上げられなくなり相対的にファン音が気になっていたのでコレを期にアップサンプリング機能への拘りは捨てました。

なおオーディオは同軸デジタル出力で今は無きラステームのフルデジタルアンプRDA-520に投げています。同軸デジタルでの音質はというと・・・特に悪くは感じませんでした。過去形なのはエージングや聴き込みに時間を掛けないまま改造に出したのでノーマル状態は良く覚えていません。

ブルーレイ再生関連

PS3の画質に不満は無かったのでS6200に換えても特に変化は感じられず。電源ONから再生までの時間は早くなっていますが、あまり重要視していないのでなんとも。

DVD再生関連

こちらはPS3比で画質の低下を感じられます。といっても酷いというわけではないので、あくまでPS3が凄すぎただけなんでしょうが。それでもGracenoteでDVDジャケットをダウンロードしてくるようになったのでメリットもあることにはあります。

DLNAビデオ再生関連

PS3で再生できた動画を再生できなくなったので対応コーデックと対応ビットレートは減ったようです。
その代わりに「IPコンテンツ ノイズリダクション プロ」の効果なのかアニメの画質が一気に上昇しました。アニメならDVDを見るよりh.264などで再エンコードされた動画の方が画質が良いくらいです。

全体的な使い勝手

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本体が約1.2kgと軽いのでCD/DVD/BDをトレイにセットして押そうとすると本体が動いてしまいます。実売2万円程度の機器に期待するだけ無駄なのですが、手を入れてなんとかしたいところ。

全ての制御がLinuxで行われシングルタスクっぽいのでDLNAで音楽/動画を再生中にトレイの開け閉めをすると再生が止まります。OSがLinuxでデュアルコアCPUならマルチタスクでいて欲しいのですが・・・。またこの機器はたまにフリーズすることがあり、そうなると電源ボタンを長押ししてもオフにならないので電源ケーブルを引き抜く必要があります。これも面倒なところ。

妥協ベースで選んだ機種なので不満点がいくつかあります。ですが自分の予算と再生機能・GUIの使い勝手などを考慮すると他に選択肢がないので、このS6200をどう使いこなして行くかが今後の課題です。ということで次回に続く。