我が家のTS-112は2012年11月に購入して6年以上稼働しています。壊れる前に交換しておこうと、QNAP TS-112PとSandisk SSD Ultra 3Dにリプレースしました。
QNAP TS-112P
すでに廃番のTS-112Pをいまさらながら入手。
TS-112との違いは筐体そのままCPU若干アップ、メモリ倍増、USB3.0搭載といったところ。リプレースを機に大幅性能アップも検討しましたが、設置場所・筐体サイズ・消費電力を重視して今回はマイチェンモデルを選びました。
1点気になっていた点としては、製品機能説明ではデュアルコアという記載があるのにハードウェア仕様ではシングルコアのCPUが載っていること。
後者なら順当、前者ならラッキーなのですが、cpuinfoを見てみると普通にシングルでした。
# cat /proc/cpuinfo Processor name : Feroceon 88F6282 rev 1 (v5l) @ 1.6 GHz BogoMIPS : 1587.60 Features : swp half thumb fastmult edsp CPU implementer : 0x56 CPU architecture: 5TE CPU variant : 0x2 CPU part : 0x131 CPU revision : 1 Hardware : Feroceon-KW ARM Revision : 0000 Serial : 0000000000000000
背面はUSB2.0がUSB3.0に変更となった以外は変更なし。
Sandisk SSD Ultra 3D 1TB
SanDiskのSSD Ultra 3D 1TB、型番的にはSDSSDH3-1T00-J25。
SSDの主流がQLCに変わってしまう前に確保しておこうと2万切りした直後に買って半年ほど寝かしていたもの。2019/6現在、同型番(TLCのまま)1.4万まで落ちているので完全に読みを外してますね。
TS-112Pに取り付けてみたところ。一見2.5インチHDD(SSD)固定用のネジ穴がないように見えますが・・・
性能について
所詮は旧世代機のマイナーチェンジなので性能に期待はしていないのですが、記録用にCDM6を取ってみました。これでもシーケンシャルRead 100MB/sが出てるんですね。また4KWriteが約10MB/s出ているので体感的にはとても快適です。
ちなみにEXT4の遅延アロケートを有効にすると、エクスプローラ上ではシーケンスシャルライトが最大60MB/sほどの速度がでます。60MB/sで律速になっているところを見るとボトルネックはCPUでしょうね。
遅延アロケートを無効にすると約40MB/s程度。それでもUSB2.0外付けHDDの速度程度は出ています。
エクスプローラ上でもシーケンシャルリードは100MB/s程度出てますね。
使い勝手について
当たり前ですがNASからシーク音が完全に消えました。静かになった反面、いつ読み書きしているのか分からなくなったとも言えますが、SSDなら衝撃・振動の心配をする必要がないのでデメリットではないですね。
またHDDの頃は省電力モードからの復帰(スピンアップ)に時間がかかり数秒間程度待たないとNASにアクセスできない事がありましたが、SSD化により待ち時間が0に。PC起動直後によく起こっていたのでかなり快適になっています。
総じて満足していますがPowerLED無効化の技が使えなくなりました。OSのバージョンが同じTS-112では消えていたので内部的な変更があったのでしょう。結構まぶしいので対策したいところ。ケース内側の透明パーツを青い油性ペンで塗りつぶしてみようかな。