JBL スタジオモニター 4312M (初代)

現在愛用のスピーカーはJBL 4312M。見た目に惚れて購入した10年来の相棒です。
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4312MはJBLのスタジオモニター(スピーカー)4312のミニチュア版。
JBLブルーと4312風の見た目に惹かれて購入する人が多いスピーカーです。私もそうでした。今新品で買うことができるのは後継機の4312MIIですが、私のは2005年1月に購入した初代モデルです。当時の購入価格は5万円台でした。

音について

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購入直後の日記によると、ピアノの音が艶っぽい、ハスキーボイスに芯がでてきた、低音がでない、エンクロージャが鳴っている、音が乾いてるなどの感想でした。
この時の構成はオーディオ入門機のCDプレーヤーDENONのDCD-735、アンプはDENON PMA-390II。価格帯だけで考えればバランスは悪くないもの。

ところがこの4312Mはスタジオモニターとは名乗っているものの素直(フラット)な音は出しません。パワーのあるアンプや、価格のバランスを気にせず上位アンプを組み合わせて大音量で鳴らすことで気持ちの良い音が出てくるじゃじゃ馬なスピーカーです。

私の場合はPMA-390IIでは大音量を鳴らしても音がスカスカでただ鳴っているだけに感じ、2chのスレでも4312Mは音が悪いという書き込みが多くあきらめかけていました。
しかし同じ4312Mを所有していた会社の先輩がお勧めしてくれたラステームのデジタルアンプRSDA302Pで鳴らすことで音に密度が出てきたのを覚えています。購入したのはRSDA302Pではなく同社のRDA-520で今に至ります。間違いなく4312Mの性能を十分に発揮できるアンプだと思っていますが詳細はそのうち記事にする予定です。

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今のシステムから出てくる音は、(好みの音に仕上げた結果)音が硬い・低音は必要十分には出ているが空気感が足りない・ハスキーボイスの良さに磨きがかかった・大音量でエンクロージャを鳴らすと音が生き生きしてくるというところ。大音量を出せる機会は限られていますが、出すことができれば4312Mの評価は変わってくるのではと思います。

評価

4312Mは今も大好きですしこのスピーカーを今後も使ってもっと良い(好み)の音を出していきたいと思っていますが、見た目が第一のスピーカーであることにはかわりありません。でも趣味のモノなのですからそれが良いとも思っています。好きな音楽を聴くなら、好きなスピーカーが目の前にあった方が、楽しいに決まっています。
今後もスピーカーは4312Mに固定して、これをどう鳴らしていくかを追及していきます。