B350M-AはエントリーモデルなのでVRMヒートシンクがありません。そもそも必要ないのでしょうが、ピン!と来たものがあったので自作してみました。
VRM周りのスペース
B350M-AのVRM周りは、元々ヒートシンクを取り付けられるような設計になっているため16mm x 70mm程度のまとまったスペースがあります。
各フェーズ毎にチップ用の小型ヒートシンクを張り付ければ即完成ですが個々の接着力に不安が残ります。そこでやや大型な1枚物のヒートシンクを加工して取り付けることにします。
Ainex M.2 SSD用ヒートシンク HM-21
そこで今回利用するのがM.2 SSD用ヒートシンク HM-21です。
ちなみにこのHM-21は、以前紹介したHS01BLとベースは同じものみたいです。ブルーアルマイト加工してあるHS01BLの方が安いのは発売時の物価の影響でしょうか。
M.2 SSD用なので幅は22mm、長さは66.6mmあります。
そしてヒートシンクの凹の部分で15mmになるところがあるのでここに合わせて切ってしまおう、という寸法です。
いきなり切断完了!
切断はPカッターを使い表面は凹に合わせて、裏面はカッターナイフでケガキ線を入れ、少しずつなぞる(削る)方法で行いました。片側100回程度削っていくと最後はポロンと外れます。耐水ペーパーで研いでバリが取れたら完成です。
HM-21改、装着
固定はHM-21に付属の熱伝導両面テープを利用します。わずかに長さが足りないようですが気にしないことにします。
気になる固定力ですが、まだ一週間しか様子見をしていないので長期的な状態は読めませんが問題なさそうです。
気になる効果は?
結論から言うとOC耐性への影響は無く、予想通り・・・期待には応えてくれませんでした。現在のRYZENのOC耐性とB350M-AのVRMの性能では、VRMの発熱はボトルネックではない、ということでしょうか。
それでもMOSFETの熱は確実に放熱しているのでマザーボードへの負荷は和らいだ感じです。
※2017/6/7追記
H270-PLUSのVRMヒートシンクに交換してみました