E-M5とE-M5IIの画角を比較してみる 広角編

E-M5は他のマイクロフォーサーズカメラよりわずかに画角が若干狭くなります。E-M5と基本的に同じセンサーを使用しているE-M5IIはどうなんだろう?ということで比較してみました。

E-M5とE-M5IIで異なる三脚ネジの位置を解決する

E-M5とE-M5IIの三脚ネジ

2台のカメラで撮れる写真を比較したいので三脚は必須です。
しかしE-M5とE-M5IIでは三脚ネジの位置が異なります。
E-M5はレンズのセンター軸からずれていますがボディの前後中央に配置されています。
一方E-M5IIではついにレンズセンター軸上に配置されましたが、ボディの前寄りに移動しています。これでは三脚を使っても微妙に撮れる角度がズレてしまいます。

そこでE-M5のバッテリーグリップHLD-6の登場です。
E-M5のグリップHLD-6Gはレンズセンター軸上にあるは三脚ネジを使ってバッテリーグリップHLD-6Pと固定できます。そしてE-M5IIのグリップHLD-8GはHLD-6Pと互換性があります。ということで、グリップを利用すればE-M5とE-M5IIで同じ構図の写真を撮れるはずです。

HLD-6Pを使って取り外しを楽に

hld-6p+phd-31q
私の三脚はベルボンのPHD-31Qでクイックシューを利用するタイプ。
カメラを切り替える度にクイックシューを取り外すとなるとやはり角度がずれてしまうので、HLD-6Pを固定してその上のE-M5+HLD-6GとE-M5II+HLD-8Gを切り替えることにしてみます。これで切り替え時のズレは最小限になるはず。

広角レンズはBLC-0980 9mm F8.0 FISHEYE

マイクロフォーサーズの広角レンズといえば単焦点ならパナの8mm F3.5やオリンパスの12mm F2.0、ズームならパナの7-14mm F4.0、オリンパスの9-18mm F4.0-5.6などがありますがいずれも持っていません。手持ちで一番広角側のあるボディーキャップレンズBLC-0980 9mm F8.0 FISHEYEを使ってみます。

EM-5+BCL-0980+HLD-6G+HLD-6P
em5+bcl0980+hld6g+hld6p

EM-5II+BCL-0980+HLD-8G+HLD-6P
em5ii+bcl0980+hld8+hld6p

E-M5とE-M5IIの比較

上記条件で撮った2枚を比較してみます。カメラの背面ディスプレイ上では同じに見えたのですがPCのディスプレイで比較すると角度が若干ずれてしまいました。ですが比較には問題なさそうなので続けます。
em5-em5ii-angleofview_9mm
どうですか?E-M5IIの方が若干時計回りに傾いているのを考慮しても、撮れる写真の画角に違いはなさそうです。