ディスプレイはEIZO FS2333を愛用しているのですが、スタンドだけは若干の不満がありました。丁度ヤフオクで純正オプションスタンドのLS-H52-Dにそっくりなスタンドが出品されているのを見つけたので落札してみました。
FS2333純正スタンドへの不満
純正スタンドに対して個人的にはこのような不満を感じてます。
・デザインが子どもっぽい(ゲーミングディスプレイだから仕方ないのですが)
・スタンドを壁に密着させると水平回転できない
・液晶ディスプレイを壁際に密着できない
・キーボード(Majestouch 2 Tenkeyless)をスタンド台座の上に置けない
キーボードを利用していないときは台座の上にキーボードを置いて机の上の作業スペースを確保したいのですが、写真の通りスタンドの足がど真ん中にあるので上に置けない、無理やり置いても前にはみ出てしまうので意味がないという状態でした。
この問題の解決の為に机上液晶モニタスタンドを使っていましたが、スタンド高の分視点が高くなってしまい、やっぱり使いやすいとは言えない状態でした。ちなみにFS2333のサイズはご覧の通り。
落札したスタンドについて
これらの問題を解決できそうなのがEIZO製のVESAスタンドLS-H52-Dなのですが、残念ながら廃版で入手できそうにありません。その一方でそっくりなスタンドがヤフオクで出品されていて、商品説明を見るとEIZO製ディスプレイから取り外した物のようです。ダメなら諦められる即決価格だったので落札してみました。
よく観察してみるとピボット機能の角度固定用爪がありません。ピボット機能そのものが無いようにも見えます。
足の裏側はケーブルをまとめるスペース & 蓋になっています。
水平・垂直回転・ピボット機能はすべてスタンドの首の部分で行います。
ちなみにLS-H52-Dには全く同じサイズ・重量ながら対応ディスプレイサイズが異なるLS-H72-Dもあります。EIZOのスタンドは足に内蔵されているバネで微妙な高さ調整を行うので、利用する液晶ディスプレイの重量が合わないといつの間にか高さが下がる・上がってしまう可能性があります。幸い今回落札したものはFS2333で高さを固定できているのでLS-H52-D相当品だったようです。
DS2333のスタンドを交換してみる
早速スタンドを交換してみます。明らかにスタンド高が違いますが、純正と後付けではネジ留めする場所が異なるので見た目通りにはなりません。
FS2333の純正スタンドはVESAマウントの↓のネジ2本 + 中間の1本で固定されています。
この3本を外すと綺麗にスタンドが外れます。FS2332は足がディスプレイ側に残ってしまう仕様だったので大きな進化ですね。マウントはVESA 100mm x 100mm規格です。
純正は3点留めだったのでこのままではネジが1本たりません。仕方ないので東急ハンズでM4x12mmのネジとスプリングワッシャーを買ってきました。
そしてスタンドをディスプレイにネジ留めしますが、写真は失敗例です。パネルをネジ留めした後にプラスチックカバーで覆い隠すのだと思っていましたが・・・
実はパネル + プラスチックカバーをまとめてネジ留めする仕様です。
いきなり交換後の写真。ピボットはありますが固定爪がないので若干ディスプレイが斜めってしまいます。
足(首)を一番引っ張り上げた状態。この状態でも綺麗に固定できてます。
ヤフオクスタンドによる改善点
スタンド交換によりキーボードを収納できるスペースが生まれました。純正比で最低高が20mm以上高くなってしまいましたが、モニタスタンドが不要になったのでトータルでは視点が低くなりました。
スタンドにキーボードを収納します。スタンドの足が奥にあるのでキーボードをするっと呑み込み、机の作業スペースが大幅に広くなりました。
横から見てもスペースを有効利用できるようになったのが分かります。この改善のお陰でモニタスタンドは処分できました。足が奥に移動した分だけディスプレイの位置も奥に移動してくれれば良かったのですが、それは変わりませんでした。
なお私が落札したものは何から取り外したのか説明がありませんでしたが電子カルテ用のMX-191からの取り外し品が多いみたいです。単体で購入可能だったLS-H52-D相当のスタンドですので、格安でVESAスタンドを探している方は選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。