夏ボーナスで無線APルータを更改しました。NECプラットホームの Aterm WX1500HPです。
きっかけはNEC Aterm WG1800HP2の脆弱性公開
去年頃からインターネットの調子が悪い(DNS詰まり)時がありました。有線LANかつルータ直接続でも発生するので原因はWG1800HP2側。既にサポート終了済の機器なのでリストには載っていませんがおそらく原因はコレ。
30秒ほど待てば改善されるので騙しだまし使っていましたが、6月末に脆弱性と修正アップデートの予定なしとの発表がありました。USBハードディスクの簡易NAS機能を使用していないので影響はありませんが丁度よい機会なので買い替えを決意、という流れです。
JVN#38343415 NEC Aterm シリーズにおける複数の脆弱性
NEC Aterm WX1500HP
我が家のマンションはVDSLなので最大100Mbps、メインPCは有線、Wi-Fiは繋がる&安定していれば十分。高性能無線APルータは大きくて熱いだけなので不要、ということでWG1800HP2から若干のダウングレードになりますが、今回はちょうどよい性能のWX1500HPを選びました。
内容物は本体/ACアダプタ/LANケーブル(CAT5e)と保証書を兼ねたつなぎかたガイド。
ACアダプタ ADP-18PW BA。出力12V 1.5A。Aterm汎用品のようです。
WG1800HP2とWX1500HPを比較
ここからは旧ルータWG1800HP2と比較していきます。
外観はピアノブラックから艶なしブラックへ。ネットワーク機器感が増しました。
背面を見るとUSBポートがなくなりLANポートが4→3に減っています。上位モデルは4ポートなのでグレードダウンの影響です。USBポートについては上位モデルにもないので簡易NAS機能は最早不要ということでしょう。
側面? WX1500HPは壁掛けができるようになっています。
WG1800HP2はスタンドの取り付け方を変えることで横置き可能になるのですが、WX1500HPは横置きを想定していないようです。アンテナ内蔵型なので縦置きで設計している、ということでしょう。
WX1500HPの使用感
6年ぶりの無線APルータとはいっても基本は同じ。初期パスワードを変更して回線設定とLAN側設定、Wi-Fi設定を行って・・・と思っていたのですが、ISP設定も入れずにいきなりGoogleに繋がった時は驚きました。思わずWANポートのLANケーブルを抜いてしまったほど。
最近の無線APルータは回線側の直前のISP情報を記憶する機能とセットで自動接続可能なんですね。ISPのwakwakがtransixサービスを利用したIPv4 over IPv6(DS-Lite)に対応しているので、回線情報を設定しなくても自動接続できたという訳でした。民生用ルータは技術的に停滞していると思っていましたが、しっかり進化しているんですね。
通信面ではDNS詰まりが発生しなくなり、度々起きていたYouTube再生中の読み込み中断も発生しなくなりました。この症状もDNSが原因だったのか・・・ ※Chrome系ブラウザがDNSクエリをTCPで出すようになったのが根本原因なようです
回線速度に関してはtransixでも特に変わらず土日の夜間は遅いまま。これはISP(wakwak)の問題なのでどうしようもなし。
WX1500HPにしてから本体とACアダプタの発熱がかなり減りました。これはスペック的にWG1800HP2の最大消費電力17W → WX1500HPは最大11.5Wと大幅に低下しているのを確認して選んだので狙った通り。
何年使えるかな?
LANネットワークは速度が必要になったら有線接続する派なのでWi-Fiは繋がれば十分。きっと今回も性能不足を感じる前にサポート終了を迎えることになりそう。今回も6年位使えるといいなぁ。